大谷21号2ラン リーグトップ独走 - Yahoo!ニュース

エンゼルスの大谷翔平投手が14日、敵地アーリントンでのレンジャーズ戦に「2番・DH」で先発出場。9回の第5打席に2試合ぶりの本塁打となるリーグトップの21号2ランを放ちました。また、自己最長の4試合連続マルチ安打もマークし、打率は・299となりました。

           

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大谷がようやく6勝目を勝ち取った。長い長い1勝だった。打撃では快進撃を続けている大谷も、投手として勝ち星に恵まれない状況が1ㇳ月も続いていた。6勝目が掛かったこの日も、最後の最後までハラハラさせるゲーム内容だった。対レンジャースとの最終戦、両チームともエースを登板させる大事な試合だった。レンジャースのエースはイオバルヂィで、既に9勝を挙げ、自責点も2.49の好投手である。

  大谷の悪い癖は四球で走者を出した後、本塁打を打たれ無益な得点を与えるケースが多い。この日も、先頭打者にストレートで四球を与えると悪い予感がした。だが、2アウト3塁・1塁のピンチから後続を断ち切り、何とかゼロ点に抑えた。エンジェルスは2回の表にウォラックが本塁打を放ち先制したが、3回裏、大谷は2アウトから3連打され1対2と逆転された。しかし、エンジェルスは4回の表に、ウォルシュが2塁打で出塁すると、モニアクのタイムリーで同点とした。その後、両チームのエースが再三のピンチを迎えながらも、ヨタヨタの投球でゼロ点に抑え2対2のままで均衡が続いた。
  均衡を破ったのは、7回の表に先頭打者のモニアックがセンター後方に本塁打を放ち、3対2と勝ち越し点を大谷にプレセントした。モニアック様々である。何故なら、アウェイの場合、7回の表までに勝ち越した投手に勝ち星が付き、大谷が勝利投手の権利を手中にしたのだった。更に驚愕したのは、8回の表にウォードがヒットで出塁すると、続く大谷が初球を左中間後方の2階席に22号の本塁打を放ち、突き放した。自身で勝利を引き寄せた本塁打は3点差となり、いよいよ6勝目を確信させた。
  ところが、9回の裏に守護神のエスチィベスがマウンドに上がったが、何と3者連続で四球を与え、ノーアウト満塁のピンチを迎えた。「オイ、オイ」という言葉が私の口から洩れた。1発が出れば、サヨナラ負けを喫する場面である。投手はウエッブに代り、押し出しで1点を与えたが、絶体絶命のピンチを切り抜け、大谷に待望の6勝目が転がり込んだ。そして、チームが3勝1敗でレンジャース戦を切り抜けたことは、これからの追い上げに展望が広がって来た。ネビン監督も采配に慣れて来たのだろうか、活き活きとしている様子が見られる。大谷に三冠王を云々するメヂィアもあるが、まだ前半戦を終えていないのである。9月を迎えてこの状態にあったら、三冠王を期待しよう・・・。




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