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LAエンジェルスが、エンジェルスらしからぬ勝ち方をした。それは、対レンジャース3連戦の初戦に、10回延長のタイ・ブレークで逆転劇を演じたのである。レンジャースとは首位攻防の大事な3連戦で、是が非でも落とせない第1戦だった。これまで、勝ち試合を8回か9回に逆転され、落とす試合が何度かあり、エンジェルスと大谷ファンをヤキモキさせていた。ところが、今日の試合はその逆を行くゲーム運びで、ようやく溜飲を下げてくれた。

 その逆転劇を再現してみると、7回裏まで0対4とゼロ行進が続き完封負けの公算が強かった。8回の裏に下位打線から上位に繋がり、トラウトの2アウト2塁からのライト前タイムリーで、シャッタアウト負けは逃れた。この後、大谷はセカンド・ゴロに倒れた。

 そして、9回表をバリアが三者凡退で抑え、いよいよ3点差を追うことになった。先頭打者のレンドンが1・2・塁間ヒット。次のレンフローはセンター・ライナーで1アウト。そしてウオードがショート・ゴロで2アウト、追い込まれてしまった。続くヅルーリーがセンター前に運び、2アウト2塁・1塁のチャンスを迎えた。そしてウオラックが、ライトフェンス直撃のホームラン性タイムリーで2者生還、3対4と迫った。続くレンヒフォーもセンター前にタイムリーを放ち4対4の同点に漕ぎ着けた。エンジェルスにこのような粘り腰があるとは思わなかった。90パーセント負けると思っていた。
 
 延長10回タイブレーク、ノーアウト2塁から試合が始まる。エンジェルスはエスティベスをマウンドに送った。見事に火消しを務め、エンジェルスのサヨナラ勝ちに期待が持たれた。相手は、ノーアウト2塁から打者のトラウトを申告敬遠した。次打者は大谷、今日は無安打に終わっている。期待された大谷はセカンド・ゴロで、セカンド・ホースアウト。進塁打となり、1アウト3塁・1塁となった。ここでレンジャースは投手を代えた。すると、何と第1球目に捕手が後逸し、ネトがホームを踏んだ。エンジェルスのサヨナラ勝ちで、球場はドンチャン騒ぎとなった。真に信じられないことが起き、5連勝で貯金5となった。このような試合を物にしていけば、エンジェルスにも充分チャンスが出て来る。期待したいものである・・・。


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